

メーカーの海外サービスエンジニアってどうなの?
海外サービスエンジニア、外資系のサービスエンジニアって響きがいいですよねw
僕自身は国内メーカーのサービスエンジニアですが、機械を海外に輸出しているので、自然と海外とのやり取りが多くなってきます。
そんな海外の仕事に関わりたいサービスエンジニアの為に記事を書きました。
海外サービスエンジニアの仕事とは


ここでは、国内(日本)企業の海外サービスエンジニアについてスポットを当ててみました。
海外サービスエンジニアも聞こえは良いですが、距離的制約があるので、時には非常にストレスのかかる場合もあります。
そして、海外に行くサービスエンジニアは”メーカー”な場合が殆どです、実際に僕自身がメーカーのサービスエンジニアです。
以下に、僕が思いだせる範囲で挙げてみました。
業務内容
業務内容はこんな感じでしょうか
- 現地での機械の修理
- 代理店・子会社・現地サービスエンジニアへの研修
- 設置・保守・点検
- メール・テレビ会議サポート
- 営業支援
内容は多岐にわたり、フレキシブルな対応を迫られる場合もあります。
以上に挙げたのは一部で、実際はもっとあると思います。
必要なスキル


海外サービスエンジニアに求められる能力は以下の通り
- 現場での問題解決能力・修理スキル
- 語学 Toeic 700~
とりあえず、海外サービスエンジニアと言っても色んな業種があるので、ここでは総合的に挙げてみました。
語学と修理スキルがあればできる!
修理スキルもメーカーによって機械が違うので、それは経験を積み上げれば何とかなるでしょう。
出張はあるのか
僕の会社では、コロナ前は
の海外出張がありました。
しかし、現在はコロナ禍なのでこんな感じ
ですので、移住をするとか言うレベルではなく、変な話ですがちょっと海外旅行にいく気持ちで出張をしていました。
何と言っても外国の観光地ではないローカルな場所まで入っていけるので、外国の素の部分を見る事ができます。
大型の機械を設置する業者だったり、プラント、インフラ整備の企業だったりするともっと長期な出張になるとは思いますが、僕の企業は小型の機械だったのでこの程度の出張で済みました。
年収


僕自身は現在、40歳、年収おおよそ700万円くらいです。
サービスエンジニアの平均年収が520万円なので、やや高いくらいです。
やはりここまで年収が上がったのは、英語が出来るサービスエンジニアが希少だから、という理由だと思いますし、企業にも売り込むことが可能です。
海外サービスエンジニアに向いている人
僕が思う海外サービスエンジニアに向いている人はこんな感じでしょうか
- 語学ができて海外が好き
- 手先が器用で機械の修理が好き
- マイルを貯めて空港のラウンジを使いたい
- 出張手当で稼ぐ
- 海外に知り合いを作りたい
海外サービスエンジニアのメリット・デメリット
以下に海外サービスエンジニアのメリット・デメリットを挙げてみました。
メリット
海外サービスエンジニアのメリットは以下の通り
現地で感謝される
これは本当に感謝されますね。
何せ機械の為にわざわざ現地からきてくれるのと、やはり”Made In Japan”だから、というブランドのお陰だと思います。
これだけでも非常に意義深く感じます。
マイルが溜まりラウンジが使える


マイルというのは、飛行機を使用した際に、貯まるポイントの様なものです。
そして、ラウンジとは一部の人しか使えない高級食堂、のようなものです。
ラウンジはアルコールは飲み放題だし、食事も食べ放題、しかも品質も最上級なので、一度使えばもう病みつきです。
本当にこれは海外出張のご褒美と言っても過言ではありません。
出張費が稼げる
これは企業によって、そして出張地によって変わるとは思いますが、“日当”として支給されます。
まあ、海外へ行けば食事や飲み物などで支給された分は消えてしまいますがね。
外国に行ける
海外好きには最高の仕事だと思います。
しかも、観光地ではない場所に訪問するので、そこに住む人々の生活を垣間見る事ができます。
海外の友達が出来る


外国人と仕事をすると解るのですが、日本とは違い、かなり親密になる事が多いです。
これは文化の差なのでしょうか、転職をしたとしてもずっと繋がりを持ってくれるので、世界中に友達が出来ます。
僕自身も誕生日になると海外からお祝いのコメントが殺到します。
接待を受けれる
これはタイミングや状況によりけりですが、業務が終わったらパーティーになりますね。
繁華街に繰り出したり、家族のパーティーに招かれたり、と国内では味わえない経験が出来ます。
デメリット
外サービスエンジニアのデメリットは以下の通り
緊急の対応は辛い
これは国内でもそうですが、「すぐ来て」とか、「すぐ行け」は辛いですよね。
家族も「ェ⁉すぐ行かないとダメなの!?」みたいに驚かれます。
これも企業が扱う機械によりけりです。
機械を直さないと意味が無い
わざわざ日本から海外に出張して機械を修理しにきたのに、肝心の機械が直らなかったが意味がないんですよね。
ですので、その責任から来るプレッシャーはかなりです。
知人はストレスのあまり?現地に着いた瞬間にギックリ腰になりました・・・



それってストレス関係ないんじゃない・・・?
現地の扱いが乱暴
これは出張国にもよると思いますが、僕が特に感じたのは中東国で、かなり働かされました。
まあ、そのあたりも企業や業種によるとは思いますが。
危険な事もあるかも
僕の周りで聞いたことはありませんが、やはり危険な地域はありますからね。
ただ、それも含めて海外って面白い!って気持ちであれば問題無いと思います。
出張が多い・長いとキツイ
これは、単なるホームシックでしょうか。
それにやはり日本食が食べたくなってくるんですよ。
もちろん現地のご飯も美味しいのですが、お米とみそ汁が本当に恋しくなる。
まとめ
以上、僕の経験からメーカーの海外サービスエンジニア出張に関して書かせていただきました。
大変な事もありますけれど、仕事後の達成感は非常に高いし、満足度も高い仕事です。
ただし、家で座りながらパソコンをにらみ続ける仕事をしたい方とかは不向きかもしれませんね。
ご質問等あれば、お答えしますので、コメントしてくださいね。